息絶え絶えで跳ねる父さんとわたし

息絶え絶えで跳ねる父さんとわたし

今日の体育はポートボールだった。
少年は、ポートボールは苦手だったので、つまらなそうに体操着を着ていた。
今日はきっと、球技の得意なケンイチ君の活躍が目だつんだろう。
きっと今日は、運動は何でもこなすケンイチ君が活躍するはずだ。
ということは、少年の愛しいフーコちゃんも、ケンイチ君が活躍するところを見るなるのだろう。
少年は「あーあ」とこぼしながら、体育の場へと小走りで出て行った。
でもフーコちゃんは、ケンイチ君ではなく、少年のほうを何度もチラチラ見ていたことを、少年は気がつかなかった。

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★★